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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.224>

資料 石油を蒸留する

 地中からくみ上げられた石油は原油とよばれ,沸点がちがういろいろな有機物が混ざった混合物です。

 石油精製工場に運ばれてきた原油は,ガソリン,灯油,軽油,重油などのさまざまな石油製品に生まれ変わります。

 石油精製工場では,原油を350℃に加熱して気体にし,蒸留装置(精留塔)の中にふきこみます。蒸留装置は,図のように内部が複数のたなでしきられていて,この中にふきこまれた原油は冷えて液体になります。このとき,液体になる温度(沸点)が高い成分は下のほうのたなで,沸点が低い成分は上のほうのたなで,液体となります。

 このようにして,沸点のちがいによって,原油から有用な成分を分けて取り出しています。

(a) 石油の蒸留装置(岡山県倉敷市)
(b ) 石油の成分を取り出すときの温度と石油製品

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