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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.69>
塩化ナトリウムと硝酸カリウムでは,溶解度曲線が大きく異なることがわかる。溶解度曲線のちがいをもとに,水溶液から溶質を取り出す方法について,どのように科学的に探究できるだろうか。
探究3 溶質を取り出す
気づき
塩化ナトリウムや硝酸カリウムの水溶液から溶質を取り出すには,どのようにしたらよいでしょうか。図10のグラフを見て話し合ってみましょう。
2つの物質を比べると,溶解度曲線がずいぶんちがうね。
グラフの傾きから,どんな仮説が立てられるだろう。
課題
水溶液から溶質を固体として取り出すには,どのようにすればよいか。
仮説
溶解度のグラフから考えると,温度を変化させたときに溶け残る量が計算できそうだね。
食塩(塩化ナトリウム)は温度を変化させても,溶質があまり出てこないと思う。
たとえば食塩水なら,水をかわかすと,溶けていた食塩が固体として出てくるよね。
計画
水溶液を氷で冷やせば,溶けている物質が 出てくると思う。
あたためるなら加熱器具が必要だね。温度計も。
溶けていた溶質が出たときに,観察するためのルーペもあったほうがいいね。