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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.16>

2 生物の分類

 私たちは,身のまわりのものに名前をつけたり,調べようとしたりするとき,自然になかま分けをしている(分類をしている)。生物を調べて記録するときも同じである。

 ここでは,理科として「分類する」という方法を身につけていこう。分類するときには,右のように【観点】と【基準】をもうける方法がある。この方法は,生物だけではなく,ものごとを分類するときに便利である。

 さらに細かく分類するときは,1つのグループの中で,新たな基準と観点をつくる。たとえばあしがあるグループの中でも,あしが2本までか,3本以上かで分けると,グループを細分していくことができる。

①  「あしの数」など,生物によって共通しているところや,ちがうところが見つかる特徴を選ぶ。このように,分類をするときの特徴を観点とよぶ。

②  その観点に基づいて,なかま分けするときの区切りを決める。この区切りを基準という。分類をするときは,まず,基準によって2つになかま分けできる観点を決めると整理しやすい。

③  「あしがある・ない」を基準とすると,二分することができる。

④  あしの数を「2本まで,4本以上」と具体的な基準にすると,「あしがある」グループをさらに分けることができる。

⑤  一度観点と基準を設定してみて,うまく分類できないときは,観点と基準を変えて,ほかの分類方法を試してみる。

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1つのグループを,さらに,「飛べる・飛べない」「水中にすむ・陸上にすむ」など,どんどん細かく分類していくことができますね。

そうですね。それが細かく分類していく方法のひとつです。ただし,ほかの人も納得しやすく整理されているか,観点や基準の適切さも考えましょう。

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図1 ものがたくさんあるときに見られる分類

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身のまわりでは目的に応じていろいろな分類が行われています。

どのような観点と基準が用いられているでしょうか。考えてみましょう。

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