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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.44>

<水の電気分解の化学反応式>

① それぞれの物質を原子カードで表す。

⇒ 左側と右側の原子の数が等しいか確かめる。

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酸素原子の数が合わないね。

② 左側の酸素原子が1個たりないので,数を合わせるために左側に水分子を1個増やす。

⇒ 左側と右側の原子の数が等しいか確かめる。

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酸素原子の数は合ったけど,今度は水素原子の数が合わない。

③ 左側の水素原子が4個だから,右側の水素分子を1個増やす。これで左側と右側で原子の数が同じになる❶。
❶ 数を合わせるために,次のようなことをしてはいけない。なぜなら,化学変化前は水分子だけであり,変化後は水素分子と酸素分子だけだからである。
④ 原子カードのかわりに化学式を使って表す。水分子2個は2H₂Oと書く。

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この化学反応式は,水分子2個が分解して,水素分子2個と酸素分子1個ができることを表しています。p.27の探究3の結果では,水を電気分解したとき,発生した水素と酸素の体積の比は2 : 1でした。これは,水素分子と酸素分子の数の比が2 : 1だったからです。

● 化学反応式では,⇒の左側に変化前の物質を,右側に変化後の物質を書く。

● 化学反応式の左側と右側では,原子の種類や数は同じでなければならない。

化学反応式が表していること

① 化学変化前の物質と,化学変化後の物質がわかる。

② 化学変化前の物質と,化学変化後の物質の分子や原子の数の関係がわかる。

図6 化学反応式を書くときの決まり

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