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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.91>

2 デンプンの原料

 探究4では,デンプンができる場所は葉緑体であることがわかった。では,そのデンプンの原料はもともとどこにあったか,どのように科学的に探究できるだろうか。

 探究5   デンプンの原料
気づき

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焼き肉をしているときに,肉と野菜がこげて炭になってしまいました。このことから肉も野菜も有機物で,炭素をふくむことがわかります。動物の炭素は,動物の食物に由来します。では,植物は食物をとらないのに,どうしてからだに炭素があるのでしょうか。探究4までで学んだ考え方をもとに,さらに実験計画の立て方を深めてみましょう。

図14 こげて炭になる肉や野菜

課題

植物のからだをつくる炭素Cはどこからきたか。

方法

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植物は炭素をつくり出せるということかな?

原子をつくり出すことはできないから,外から取り入れるはずだよ。でも,ただの炭素は植物のまわりにはないね。

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根から炭素を取り入れるのではないかな?

植物が根から取り入れるのは主に水です。ヘルモント(→p.116)は右のような実験をしました。水だけをあたえてヤナギを5年間育てると,乾燥させた土の質量はほとんど変化しないのに,ヤナギの質量はずっと増えたのです。土にも多少炭素はふくまれていますが,仮に,その炭素で植物が成長したとしたら,計算が合いませんよね。

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計画

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二酸化炭素にふくまれている炭素を利用していると仮説を立てたら,それを確かめる方法を計画しよう。

前の探究4で,日光を当てないときはデンプンができないとわかっているよ。デンプンができないときに二酸化炭素を吸収するかを調べればいいんじゃない?

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