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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.131>

 前ページの「探究6」を行うと,身のまわりの力がはたらいている場面は図2の㋐〜㋒の3つにまとめられることがわかる。つまり,㋐〜㋒に1つでも当てはまる物体には,「力がはたらいている」と考えることができる。

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図2から,力のはたらきとして,

㋐ 物体の形を変える

㋑ 物体の運動のようすを変える

㋒ 物体を支える

という言い方もできますね。

図2 物体に力がはたらいているときに見られる現象

 重力

 図2㋒のとき,物体から手をはなすと,物体は地面に落ちる。物体を上に向かって投げても,やがて落ちてくる。このように運動のようすが変わることから,物体には,常に何かの力がはたらいていることがわかる。

 地球上のすべての物体には,地球がその中心へ向かって引きつける力がはたらいている(図3)。この力を重力という。物体の重さとは,物体にはたらく【重力】の大きさのことである❶。

地球上のすべての物体は,重力によって地球の中心に向かって引きつけられている。この中心の方向を,その場での「鉛直方向」という。空を飛ぶ飛行機や鳥にも,鉛直方向の重力がはたらいている。

図3 重力

私たちが日常で使う「重い」は,「物体にはたらいている重力が大きい」状態である。逆に「軽い」は「はたらいている重力が小さい」状態といいかえることができる。

図4 重い・軽い

厳密には,同じ物体であっても地球上の場所によって,重力の大きさはごくわずかに異なります。しかし,その差は非常に小さいため,地球のどこでも「重力はほぼ等しい」と考えます。

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❶ これから「重さ」を, 「質量(gの単位で表す)」とは区別して考えていく。

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