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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.132>

 重力と力の大きさの表し方

 重力の大きさは,【ニュートン】❶(記号N)という単位を使って表し,ニュートン目盛りのばねばかりを使ってはかることができる(図5)。質量100g の物体をばねばかりにつるすと約1Nを示す。つまり,100g の物体にはたらく重力(重さ)は約1Nである。

 重力以外のどのような力でも,このはかりを用いることで,その力の大きさをはかることができる(図6)。

100gの物体にはたらく重力は約1N(正確には約0.98N)であり,200gの物体の場合は約2N,300gの物体の場合は約3Nである。

図5 重力の大きさ

コップをつり下げても手で引いても,目盛りが同じ3Nを示しているのであれば,はかりにはたらく力は同じである。

図6 重力の大きさと力の大きさ

ばねばかりは,水平にしても使うことができます。

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押し棒を使って,押す力をはかることもできます。

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食品の量り売りなどで使われる「台ばかり」は,ばねばかりの一種である。のせた物体が台を押す力の大きさにしたがって針が動く。この力は,物体にはたらく重力(重さ)と大きさが等しいので,本来,台ばかりは重力の大きさをはかるものである。しかし,ニュートン(N)のかわりにグラム(g)の単位で目盛りがつけられ,1Nの力のとき針が目盛りの100gをさすようにつくられているため,だいたいの質量をはかる道具として日常生活で使われている。ただし,精密に質量をはかるときは,上皿てんびんや電子てんびんを使う。

図7 台ばかり

❶ 重力を発見したイギリスの科学者アイザック・ニュートン(1643〜1727年)の名前にちなんでいる。

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