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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.156>

2 火成岩

 マグマが地表や地下で冷えると,鉱物などの集まりである岩石になる。このような岩石を【火成岩】という。

 火成岩は大きく2種類に分けられる。マグマが地表あるいは地表付近で,短い間に冷えて固まった岩石を火山岩という。また,マグマが地下深いところで長い時間をかけて冷えて固まった岩石を【深成岩】という(図8)。

 火山岩などで,肉眼でも見える大きな鉱物を【斑晶】といい,斑晶を取り巻く小さな粒の部分を【石基】という。火山岩のように,斑晶と石基からできている岩石のつくりを【斑状組織】という。一方,深成岩は,主に肉眼で見える大きさの鉱物でできている。このような岩石のつくりを【等粒状組織】という。

(a)安山岩(火山岩の例)

・全体に灰色で,黒色や白色の鉱物が見られる。

・多くの部分が肉眼ではわからない小さな粒でできている。

うすく切った岩石(薄片)を,岩石を観察するための特殊な顕微鏡で見たようす。肉眼で見た色とは異なる。

(b)花こう岩(深成岩の例)

・全体に白っぽい。

・肉眼で見える大きさの鉱物でできている。

うすく切った岩石(薄片)を顕微鏡で見たようす

図8 火成岩の例

地下でできた岩石でも,火山が長い時間をかけて侵食(→p.164)されて地表に現れることがある。


図9 火成岩の例

火山の活動が盛んで,火山噴出物の量が侵食の度合いを上回っていると,その火山は大きく発達していきます。活動が止まると,侵食だけがはたらき,火山は平坦になっていきます。

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