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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.188>

3 震度

 観測地点でのゆれの大きさは【震度】(震度階級)で表され,表1のように10段階に分けられている。地震のゆれは,一般に震源から離れるにしたがって小さくなる。

震度のおよその目安をゆれの感じ方などで表している。

表1 震度階級とゆれ

P波とS波の速さの差を利用し,大きなゆれをともなう主要動がくる前に,地震の発生を早く知らせるしくみが「緊急地震速報」である。日本全国の約1500か所に地震計が設置されていて,地震が発生したとき,震源に近い地震計がP波を観測すると,そのデータは気象庁に送られる。このデータから,震源の位置やマグニチュードをコンピュータで推定し,各地でのS波の到達時刻と震度を予想する。震度5弱以上が予想されれば,緊急地震速報(警報)が出される。緊急地震速報を受信してから主要動がくるまでの時間は数秒から数十秒と短く,震源に近い場所では速報が間に合わないこともある。しかし,わずかな時間でも,大きなゆれがくることがわかれば,机の下にかくれるなどの避難行動がとれる。 近年は緊急地震速報の際に「長周期地震動速報」も加わった。「長周期」とは,「『1回の振動』(→p.127)に要する時間が長い」ということであり,高層ビルなどを大きくゆっくりゆらす性質をもつ地震波である。

図11 緊急地震速報

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