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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.160>

 理路整然   どうする,スケールが大きすぎる

 自然では,現象が起こる時間や距離の規模が極端に大きくなることがあります。たとえば,花こう岩ができるまでの時間は,マグマの体積などにもよりますが,現在の推定では,短くて数十万年,長いと1 千万年といわれます。また,花こう岩のかたまりの大きさも,数kmから大陸1つ分など,大きすぎてイメージしにくくなります。

 このような規模の大きさについては,「スケール (尺度)」という言葉を使います。「スケールが大きい」などとよくいいますね。規模が大きすぎてわかりづらいときは,このスケールを変えて考えてみましょう。

 たとえば,地球の半径は約6400kmで,地球の表面をおおうプレート(→ p.180)の厚さは約100kmです。両者の比を保ったまま,スケールを変えてみます。地球を直径22cmのバスケットボールにたとえると,プレートの厚さはどのくらいになるでしょうか。

 時間でも考えてみましょう。地球が誕生してから約46億年,ヒトという種類が現れてからは約40万年経ったといわれています。地球のはじまりを1月1日0時,現在を1年後の1月1日0時とすると,ヒトが現れたのは何月何日の何時になるでしょうか。

 このように比は同じまま,身近なものにスケールを近づけて,現象をとらえてみましょう。

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