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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.224>

資料 環境問題で聞く「ppm」

 環境問題として空気中や水中などの有害物質のことが話題となるとき,「川の水に〇〇ppmの〇〇がふくまれ……」などのように,ppm(ピーピーエム)という言葉を見聞きすることがあります。このppmは,質量パーセント濃度(p.66)と同じように,濃度を表すときによく使われる単位です。

 1 ppmは100万分の1を表します。1 %が100分の1を表して100分率というのに対し,ppmは「百万分率(英語でparts per million)」といいます。

 環境問題の話題で,%でなくppmが使われるのはなぜでしょうか。環境問題では,水や空気,食べ物などにごくわずかにふくまれているだけで,環境や健康に害をあたえる物質がよく話題となります。これらの濃度を%で表すこともできますが,小数点以下にゼロがいくつもならぶことになり,あつかいづらくなります。そこで,ppmを使うと,同じ濃度でも0.0001%を1ppmと表すことができ,ごくわずかにふくまれる物質の濃度を表すのに適しているのです。

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