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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.16>

 原子

 化学変化のときの質量の変化などを手がかりに,物質のなりたちにせまった一人が,イギリスの科学者ドルトンである。ドルトンは,すべての物質はそれ以上分割することのできない小さな粒子からできていると考え,その粒子を【原子】とよんだ。原子には図6 のような性質があることがわかっている。

① 原子は,それ以上分割できない。

② 原子はそれぞれの種類によって,大きさと質量が決まっている。

③ 化学変化により,原子は,ほかの原子に変わったり,なくなったり,新しくできたりすることはない。

図6 原子の性質

 元素

 現在,すべての物質は原子からできていることが確かめられている。原子は100種類以上あり,原子の大きさや質量は原子の種類によってちがう。原子は,その構造をもとに原子番号がつけられていて,おおよそ原子番号の順に原子1個の質量は大きくなっていく。また,物質を構成する原子の種類のことを元素という。

原子の中で最も小さな水素原子の直径は,約1億分の1cmである。これは1億倍して,やっと1cmの大きさになることを意味している。 質量も非常に小さく,たとえば水素原子1個の質量は,  0.000 000 000 000 000 000 000 0017g である。このことから,水素1g中には,およそ  600 000 000 000 000 000 000 000個 の水素原子がふくまれることになる。

図7 原子の大きさと質量

1円硬貨(1g)1個には, 約22 000 000 000 000 000 000 000個のアルミニウム原子がふくまれている。

図8 1円硬貨をつくるアルミニウム原子の数

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