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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.34>
探究4 結果から考察する
結果
①発生した気体の性質
- 火のついた線香を入れたら,火は消えた。
- マッチの炎を近づけても燃えなかった。
- 石灰水を白くにごらせた。
②試験管の口もとの液体に塩化コバルト紙をつけると,うすい赤色に変わった。
③炭酸水素ナトリウムと加熱後の物質のちがい
- 炭酸水素ナトリウムは水に少し溶け,フェノールフタレイン溶液がわずかに赤色になった。
- 加熱後の物質は水によく溶けて,フェノールフタレイン溶液が赤色になった。
考察
① 線香の火が消え,また,気体が燃えなかったことから,発生した気体は酸素でも水素でもないことがわかる。そして,石灰水を白くにごらせたことから,発生した気体は二酸化炭素であることがわかる。
② 試験管の口もとについた液体は,塩化コバルト紙をうすい赤色に変えたことから,水であることがわかる。
③ 試験管に残った白い粉末の固体は,水に溶けるようすやフェノールフタレイン溶液を入れたときのようすから,もとの炭酸水素ナトリウムとはちがう物質であることがわかる。
● 以上のことから,炭酸水素ナトリウムを加熱すると,二酸化炭素,水,もとの炭酸水素ナトリウムとは異なる白い粉末に分かれるといえる。
p.30の「理路整然」のように原子カードでも考えてみましょう。うまく説明できるでしょうか。