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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.101>
5 だ液のはたらきを確かめる
デンプンはアミラーゼにより分解されて,麦芽糖などに変化する。これを確認するために,どのように科学的に探究できるだろうか。変える条件,そろえる条件を意識して,実験計画を立ててみよう。
探究6 だ液のはたらき
気づき
私たちが毎日のように食べる米は,デンプンを多くふくんでいます。デンプンにはほぼ味はありません。しかし,米は口の中でかむことでくだかれ,だ液と混ぜ合わされます。かみ続けていると,かみくだかれた米はあまく感じられるようになります。これは,だ液中のアミラーゼのはたらきにより,デンプンがより小さな分子(麦芽糖など)に変わったからです。
米をすりつぶしたら,麦芽糖などになるのですか?
いいえ,すりつぶすだけではそうなりません。消化にはアミラーゼが必要です。だ液の主成分は水で,アミラーゼがふくまれています。
課題
だ液中のアミラーゼによってデンプンが変化することは,どのような実験で確かめられるか。
仮説
アミラーゼのはたらきでデンプンがほかの物質に変わるということだね。
アミラーゼがなければ,デンプンは変化しないともいえるね。
洗濯洗剤に使うような酵素は,寒いときはたらきが悪いらしいよ。アミラーゼもそうかな?
計画
デンプンがあるかないかは,ヨウ素液を使えばわかるよ。麦芽糖などができたことは,確かめなくていいのかな?
ベネジクト液(→p.243)という試薬を使うと,麦芽糖などがあるかを調べることができます。
変える条件とそろえる条件を整理しよう。