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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.106>

 吸収

 消化管で分解されてできたブドウ糖やアミノ酸などは,小腸内側の壁にある【柔毛】から体内に取りこまれる。このとき,ブドウ糖やアミノ酸などは,柔毛をつくる細胞の細胞膜を通りぬける。このように,物質が細胞膜を通して体内に取りこまれることを【吸収】という。

 柔毛の中には,毛細血管やリンパ管がある。ブドウ糖やアミノ酸は,柔毛で吸収されて毛細血管に入る。モノグリセリドと脂肪酸は,柔毛から吸収されたあと,再び脂肪に合成されてリンパ管に入る(図8)。水分は主に小腸で吸収され,残りは大腸で吸収される。消化されなかった食物中の繊維などは,便として肛門から排出される。

その動物の消化管の長さを,体長で割ったときのおおよその比である。哺乳類の体長に対する消化管の長さは,肉食動物よりも草食動物が長い傾向がある。長い消化管は,消化しづらい植物を消化することに適している。

図7 消化管の長さ

小腸内部の表面は柔毛でおおわれているために表面積が非常に大きくなっていて,柔毛の表面にあるさらに小さな突起までふくめると,小腸の面積は約200m²(一般的な教室3個分の広さ)にもなる。

図8 食物の吸収

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