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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.121>
刺激が信号に変えられて反応が起こるまでには,神経や脊ずい,脳といった器官を通り,このとき,ある程度時間がかかる。これについて,どのように科学的に探究できるだろうか。
刺激にはいろいろな種類があるね。それに対する反応もさまざまだね。
刺激と反応の例をあげてみよう。
探究7 反応が伝わる経路
気づき
外界の刺激を感覚器官で受けて運動が起こるまでには,何が起こっているのでしょう。
感覚器官で刺激を受けると,感覚神経に信号が伝わるんだよね。
感覚器官と運動器官は,脳や脊ずいを通じてつながっているんだよね。
感覚神経から運動神経までの経路がわからないね。
課題
刺激を受けてから反応するまで,どのような神経の経路をたどり,どのくらい時間がかかるか。
仮説
たとえば「ボールがきたらそれをつかむ」場合を,刺激と反応で考えてみよう。
「ボールのすがたを目でとらえる」が「刺激」,「手を使ってそれをつかむ」が「反応」と考えよう。関係しているのは末しょう神経だね。末しょう神経は,脊ずいから出ているんだったね。
ということは信号は必ず脊ずいを通るんじゃないかな?
光や音,においなどの感覚が生じるのは脳だったよね。信号は必ず脳を通るんじゃないかな?
計画
刺激を受けてから反応するまでの時間をはかれないかな?
図33を参考に,信号がどの神経を伝わるか,モデルをつくってみよう。
刺激と反応の組み合わせはいろいろあるよね。それぞれの場合をモデルで考えてみたいな。