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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.125>

 意識して起こす反応

 感覚器官で受け取られた刺激は信号に変えられ,感覚神経を通して中枢神経に伝えられる。中枢神経は,伝えられた信号に応じて,「どのように反応するか」を運動神経を通して運動器官に命令する❶。

 探究7実験Aでは,図35のようなしくみで,刺激に対する反応が起こる。片方の手がにぎられると,その信号が感覚神経を通して脳に伝わる。すると,脳はその信号に対してもう片方の手を「にぎれ」と命令し,その信号が運動神経を通してもう片方の手に伝わる。

①手の皮ふがにぎられた刺激を受け取る。

②刺激(信号)が感覚神経を通して脳に伝わる。

③脳はにぎられたと判断する。

④脳が,手に「にぎれ」という命令(信号)を出す。

⑤脳の命令が運動神経を通して手の筋肉に伝わる。

⑥手をにぎる。

図35 探究7 実験Aの意識して起こす反応のしくみ

① 一人㋐がものさしの上を持ち,もう一人㋑がものさしの下の先端に手をそえる。

② ㋐が合図をせずにものさしを落とす。㋑はそれを見てものさしをつかむ。

③ ものさしが落ちた距離をもとに,下の表を使って,何秒で反応が起こったか求める。

図36 意識して起こす反応にかかる時間を調べる実験(探究7実験Aの別法)

❶ このように信号が伝わるので,刺激を受けてから反応が起こるまでに,どんなにすばやく反応しようと思っても,わずかながら時間がかかる。また,運動のときにみられる,ボールを打ち返すといったすばやい反応のほかにも,勉強のときにみられる,問題を見て答えを考えるといった,判断に時間のかかる反応もある。

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