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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.135>
3 電気抵抗
豆電球は,種類により「電流の流れにくさ」が異なり,図7のように,同じ電圧でも豆電球によって明るさが異なる。これは,より電流の流れにくい豆電球Aでは,回路に流れる電流が少ないためである。このような「電流の流れにくさ」を【電気抵抗】または単に【抵抗】とよぶ。
電圧,電流,抵抗の関係を,どのように科学的に探究できるだろうか。
図7 豆電球を取りかえる
探究2 電圧と電流の関係
気づき
実際に回路の各部分に流れるのが「電流」,電圧は「電流を流そうとするはたらき」,抵抗は「電流の流れにくさ」,この3つに関係があるのかな?
豆電球の中には金属の線(フィラメント)が入っています。このフィラメントに抵抗があるのですね。
課題
抵抗器にかかる電圧の大きさと,流れる電流の大きさには,どのような関係があるか。それを調べるために,どのような実験を行えばよいか。
仮説
「電流の流れにくさ」ということは,電圧と逆のはたらきなのかな。
電圧を大きくすると,豆電球は明るく光る。つまり電流も大きくなるのではないかな。
電流と電圧の関係に,抵抗の大きさがどのように影響するのだろう。
計画
この実験では,電圧と電流の関係を正確に調べるため,電圧の大きさを細かく調節できる電源装置(→p.244)を使います。また,「電流の流れにくさ」を調べるのに適している「抵抗器」を使います。抵抗器には金属線が入っています。
1種類の抵抗器を使って,電圧の大きさを変化させながら電流の大きさをはかればいいね。