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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.155>

 抵抗のちがいの利用

 一般に,金属は抵抗が小さく,電流を流しやすい性質をもっている(表3)。金属に限らず,抵抗が小さい(電流が流れやすい)物質を【導体】という。これらは電流を流したい部品に使われる。

 逆に,ガラスやゴムなどは抵抗が大きい(電流が流れにくい)という性質をもつ。このような物質を【不導体】または【絶縁体】という。絶縁体は,電気コードの被覆など,電流を流すことを防ぎたい場所に使われている(図28)。

「抵抗」は電流の流れにくさを表す量ですが,それだけでなく,抵抗器,電熱線など,抵抗がある器具を「抵抗」とよぶことがあります。

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表3 物質による抵抗のちがい
図28 不導体の利用


 注意!! 
 ここでは説明のために分解している。自分で分解してはいけない。

(a)人工的に結晶にしたケイ素が電子部品になる
(b)スマートフォンなどに使われる半導体性の電子部品
(c)LEDを使った照明器具

導体ほどは電流が流れないが,不導体よりは電流が流れる中間の性質をもった物質を「半導体」という。半導体に区分される物質にはケイ素(シリコン)などがある。ケイ素の結晶にわずかに不純物を混ぜると,電流や電圧を調節するための電子部品として便利な性質をもつ半導体ができる。コンピュータなどの電子機器には必ずといってよいほど半導体が使われていて,私たちがよく目にする発光ダイオード(LED)も半導体を使っている。

図29 導体でも不導体でもない半導体

コンピュータや,さまざまな電子機器が,より小さく,より高性能になったのは,半導体を使う技術の発達のおかげです。

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