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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.173>

 コイルや磁石を動かして,コイルの中の磁界を変化させると,磁界が変化しているときだけコイルに電流を流そうとする電圧が生じ,電流が流れる(図21)。この現象を【電磁誘導】といい,このとき流れる電流を【誘導電流】という。

 発電機は,電磁誘導という現象を利用して,誘導電流を取り出す機器である。

① 誘導電流は,コイルの巻数が多いほど大きく,磁界の変化が大きいほど大きい。

② 磁石を近づけているときと遠ざけているときとでは,誘導電流の向きは逆になる。

③ 磁石の向きを逆にしたときも,誘導電流の向きは逆になる。

磁石の動かし方によって,検流計の針のふれの大きさや向きが変わる。これは電流の大きさと向きが変わることを表している。

図20 探究7で電流の変化をグラフにした例

図21 コイルの中の磁界の変化と誘導電流


 発展 

コイルに磁界のN極を入れると,その磁力線に逆らうような磁界が,導線に生じる。これは,物質が,もともとあった状態(ここでは磁石による磁界がはたらく前の状態)を保とうとする性質に関係している。このとき,同時に電流が生じる。

導線に生じる電流の向きと磁界の向きの関係は,p.165図10のように,1本の導線に電流が流れ,そこに生じる磁界の向きの関係と同じである。

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