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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.175>
5 交流が発電所から家庭にとどくまで
家庭で使われる交流の場合,電圧は 100V(または 200V)である。しかし,はじめに発電所から送電されるときは,電圧が数十万V❶もある。この電圧を,数段階に分けて変圧器で下げている(図24)。
p.158図1の発電機は,電磁誘導を利用して,発電するための機器なんだね。そうしてつくられた交流が,家庭まで届けられているということができるね。
(a)発電機の原理 コイルの中で磁石が回転することで磁界が周期的に変化し,電磁誘導により交流が生じる。
発展
(b)電圧を変えるしくみ コイル1に交流が流れると,鉄しんを通る磁界が周期的に変化し,電磁誘導によってコイル2に誘導電流が生じる。このときコイル1と2の巻数が異なると,コイル2に生じる電圧はコイル1とは異なる。
図24 電気が発電所から家庭にとどくまで
❶ 交流は,比較的簡単に電圧を変えられるという特徴がある。発電所からの電圧が高いのは,同じ電力を送る場合,高い電圧で送ったほうが,送電途中の発熱によるエネルギー損失が少なくてすむからである。