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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.260>

資料 モーターの発明

 電流と磁界の性質は自然現象のひとつです。それをうまく応用した発電は,利用しやすい電気エネルギーを得るための方法であり,私たちの生活を大きく変えました。

 ボルタによって電池が発明された1800年ごろには,多くの科学者たちが電流を使ったさまざまな実験に取り組みはじめ,電流と磁界に関する発見が相次ぎました。中でも最も重要な貢献をしたのは,ファラデー(イギリス)だといわれています。

 「電流の近くに置いた磁針が力を受けて動く」という他の科学者の発見を知ったファラデーは,1821年に,電流を流すと回転し続ける装置を発表しました(図)。これがモーターの原型です。彼は1831年には,鉄しんに巻いたコイルに永久磁石を出し入れすると電流が生じるという電磁誘導を発表しました。

 翌年には,これを応用した発電機が発明されます。19世紀後半になると,より実用的な発電機が次々と開発され,発電された電気を利用する機器が人々の生活を急激に変えていくことになりました。

ファラデー (1791〜1867年)

ファラデーが発見したモーターの原理

金属棒を流れる電流が,磁界から力を受けることによって,金属棒が回転する。

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