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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.180>

 静電気と電子

 冬の乾燥した日に,ドアノブに触れると衝撃を感じることがある。これは,からだとドアノブの間で電子の流れが生じたことが原因である(図5)。

 一般に,物質は+の電気と,電子による − の電気を同じ量ずつもっている。ふだんは+と − の電気がたがいに打ち消し合って,物質全体としてはどちらの電気ももっていないのと同じ状態である。

 しかし,物質をこすり合わせると,一方の電子の一部がもう一方に移動することがある。このとき電子が移動した先の物質は全体として − の電気を帯び,電子がなくなった方の物質は全体として+の電気を帯びることになる(図6)。このときの電気を【静電気】という。図7の実験から,静電気でも,ごくわずかな時間であれば電流になることがわかる。

からだと床のカーペットなどがこすれて,からだに電気がたまる。そのため,電流を流しやすい金属などにからだが近づくと,金属とからだの間を電子が移動する。

図5 放電の瞬間

パイプ(ポリ塩化ビニル製)をティッシュペーパーでこすると,ティッシュペーパーがもっている電子が,パイプに移動する。

図6 静電気と電子の移動

図6のように,パイプに静電気をため,小型蛍光灯を触れさせる。

図7 静電気で蛍光灯を点灯させる

この実験では,パイプにたまっていた電子は蛍光灯にすぐに移動して少なくなるので,蛍光灯は一瞬だけ光ります。

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