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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.207>

 湿度

 ある温度の空気にふくまれる実際の水蒸気量が,飽和水蒸気量の何%になるかを表した値を【湿度】という。湿度が高いほど,実際の水蒸気量は飽和水蒸気量に近い。反対に,湿度が低いほど,実際の水蒸気量と飽和水蒸気量の差が大きい(図18)。

$$ 湿度〔%〕= \frac{空気1m^{3}にふくまれる実際の水蒸気量〔 g/m^{3}〕}{その温度での飽和水蒸気量〔 g/m^{3}〕} $$

空気中の湿度を高めている。

図17 加湿器
(a)空気にふくまれる実際の水蒸気量が同じであっても,温度によって飽和水蒸気量は変化するため,温度が変わるだけ(①と②)でも湿度は変化する。
(b)温度が同じ30℃であっても,実際の水蒸気量が多い場合(㋐)と少ない場合(㋑)であれば,湿度と露点は変わってくる。

図18 湿度と飽和水蒸気量

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湿度が低い日は,空気は水蒸気で飽和した状態からほど遠くなっています。このため,洗濯物の水分がさかんに水蒸気に変わって空気中に出ていき,洗濯物がよく乾燥します。

湿度は,私たちが「蒸し暑い」と感じるか,「空気が乾燥していてすごしやすい」と感じるかにも関わっています。
私たちの皮ふでは,汗腺から出る水分(汗→p.115図26)が水蒸気に変化するときに,表面の熱をうばっていきます。気温が高くても,湿度が低ければ汗はすぐに蒸発するのですごしやすく感じます。一方,気温が高く湿度も高いと,汗が蒸発していかずに不快に感じます。このような,気温と湿度の関係から,蒸し暑さの目安として用いられるのが「不快指数」です。

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