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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.217>

 気圧と風のふき方

 気圧に差があるところでは,気圧の高い方から低い方へ向かって空気が動く(図3)。これが風である。等圧線の間隔がせまいほど気圧の変化が急なので,風は強くふく。

 図4のように,低気圧では,風は反時計回りに外側からうずを巻くように中心へとふきこむ。低気圧の中心部は,ふきこんだ空気が集まって上昇気流となるため雲が発達しやすい。一方,高気圧では,風は中心から外側に向かって,時計回りにうずを巻くようにしてふき出す。高気圧の中心付近は,下降気流(下に向かう空気の流れ)があるため雲ができにくく,晴れることが多い。

大規模な空気のかたまりの気温が下がったり,ほかの原因で下降気流が生じるところでは,高気圧ができやすくなります。

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気圧が高い場所では,空気が下へと押しつけられている。そのため,気圧の高い方から低い方へ空気が動く。

図3 気圧の高低と風


 発展 

風は気圧の差によってふくが,その向きは等圧線に垂直にならない。これは,地球が自転しているために起こる現象である。北半球の場合,下図のように風の向きが傾く。

高気圧から低気圧へは,実際は うずを巻くように空気がふきこむ。北半球の場合,低気圧では反時計回りにふきこむが,南半球では逆の時計回りになる。 p.195図4で,くもりの日や雨の日に気圧が低い傾向があったのは,低気圧で上昇気流が生じやすく,その結果雲ができやすいためである。

図4 高気圧と低気圧のまわりにおける風のふき方(北半球)

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