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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.229>

 梅雨の天気

 初夏になると,日本の南の海上の太平洋高気圧と北の海上のオホーツク海高気圧が勢力を増しはじめる。これらの高気圧からできる南北の気団は,勢力がほぼつり合って境界があまり動かず,日本列島付近に【梅雨前線】とよばれる停滞前線を生じさせる。また,これらの気団はしめっているため,雲が生じやすくなる(図13)。こうして,毎年6〜7月❶に起こる雨やくもりの日が多い時期を梅雨❷という。

前線の北側に沿って雲が細長くのびている。(6月26日9時)梅雨は,停滞前線が日本にいすわっていて,雨が多いことが特徴である。

図13 梅雨の天気図と雲画像

図のような過程で,次々に発生した積乱雲が線状(長さ50〜300km程度・幅20〜50km程度)にならぶことによって,同じ場所で長時間続く極端な集中豪雨をもたらす。近年,そのしくみが明らかになるにつれて数多く報告されており(2017年の九州北部豪雨,2018年の西日本豪雨,2020年の熊本豪雨など),甚大な被害が生じている。

図14 線状降水帯

❶ 沖縄地域では5月に梅雨がはじまる。また,北海道には梅雨がない。

❷ 梅雨は「ばいう」とも読む。

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