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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.263>

資料 山を越えて空気があつくなる

 しめった空気が山を越えたときに,山の風下側の空気が乾燥し,気温が上昇する現象を「フェーン現象」といいます。下の図のように,風上の日本海側のしめった空気が高い山を越えるとき,雲をつくって雨を降らせ,風下の太平洋側にふき下りたときには,日本海側よりも乾燥して高温の空気になります。

 もともと空気の温度が高いときに,フェーン現象が重なると非常に高温になることがあり,日本の夏の最高気温で40℃を超えた例があります。

※ フェーン現象は,日本海側で起こることもある。


 発展 

 上昇する空気の温度は,100mごとに約1℃下がります。しかし,露点以下になって雲ができはじめると,水蒸気が水滴に変わるときに出す熱のため,空気の温度は100m上昇するごとに約0.5℃しか下がりません。

 一方,上昇した空気が下降するときは,常に100mごとに約1℃温度が上がります。これにより,山の風下側の方が気温が高くなります。

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