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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.243>

基本操作 誤差を意識する

私たちは,ものさしで物体の長さをはかったり,てんびんで物体の質量をはかったりします。実はこのとき,本当の値ははかることができません。測定器の精度や,人による計器の読み取りの精度など,いろいろな原因によって,測定値には不正確さが入ってきます。測定値と真の値の差を誤差といいます。

理科では,目盛りの読み方として「最小目盛りの1/10まで数値を読み取る」と決めています。たとえば1 mm目盛りのものさしで,図のように木材の長さをはかり,255.8 mmという測定値を得たとしましょう。255.8という測定値は,ものさしの目盛りを読み取って得た有意義な数字ですから,これを有効数字といいます。この場合,有効数字は4桁であるといい,最後の8という数字には,目分量で読み取ったため,誤差がふくまれることになります。

有効数字は桁数で表現します。たとえば,ある棒の長さをcmの単位まではかり,350 cmという測定値を得たとします。この測定値をm単位で表し,かつ有効数字が3桁であることを示したいときは,3.50 mと書きます。

測定値を折れ線でつながないのは,測定値の誤差を考えてのことであり,また,自然現象はなめらかに変化することが多いため,それを意識してのことである。

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