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【クモの死体を自在に操れるロボットアームに転用!?】

夏の終わり,道端でひっくり返っているセミの生死を見分ける方法として,「脚が閉じていたら死体」といわれています。クモも同様に死ぬと脚が閉じ,丸まった姿勢になります。これは,クモは関節を曲げる筋肉(屈筋)だけをもち,関節を伸ばすときには脚に体内の水分を送り込むという仕組みをもつためです。 この仕組みに目を付けた米国ライス大学の研究チームは,クモの死体に,水の代わりに空気を送り込む装置を装着し,脚を自在に開閉できるシステムを開発しました。記事中の動画では,非常にスムーズな動きでものをつかむことに成功しています。研究チームでは,小さな物体や部品をつかむ生分解性のロボットアームとして応用できるとしています。死体を動かす,という不気味さや,倫理的な問題があるような気もしますが……。

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