仏教の僧侶と研究者がタッグを組んで,AIブッダが悩みに回答してくれる対話型AIが開発されました。名付けて「ブッダボット」。
ブッダボットは,仏教への親しみをもってもらうことを目的に,現存する最古の仏教経典である「スッタニパータ」と,原始仏教経典の1つ「ダンマパダ」の一部など,合計1000パターンの回答を機械学習させて開発されました。質問に対し,学習したデータの中からAIが選んだ回答を返します。 学習元の経典は,もともとブッダが悩める弟子に対して教えを説いたもの。記事では,試しに「どうしたら幸せになれるか」とスマホ画面に浮かぶ仏像に聞くと,「怠けずに努力し,よく考えることで,本当の幸せが得られる」と,なかなかに徳の高いお返事が。 当面はイベント会場などでの限定公開ですが,いずれはアプリとしての公開も想定しているそうです。