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【世界中の微生物が,プラスチックを分解するように進化しつつある!?】

高温多湿な日本の夏に食品を安全に運搬するとき,丈夫なプラスチックは大活躍です。しかし,丈夫ゆえに分解されにくいプラスチックによる環境汚染が大きな問題となっています。

ところが最近になって,「世界中の微生物がプラスチックを食べるように進化している」可能性が示されました。 スウェーデンの研究チームが世界中の土壌や海水中の合計169ヶ所から集めたサンプルからは,プラスチックを分解する酵素が合計で3万種以上も発見され,特にプラスチック汚染がひどいエリアではより多くの酵素が存在することが報告されています。 難分解性のリグニンがきのこによって完全分解されるようになったのと同様,いずれ人間の作り出したプラスチックを完全に分解する生物が進化するのかもしれません。そうなったとき,コンビニおにぎりを安全に持ち運ぶには,今よりちょっと注意が必要になるのでしょうか?

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