同じ長さなのに違う長さに見える矢印など,「目の錯覚」を起こさせる図形は数多く知られています。そして,今回新たに「膨張する穴(expanding hole)」と呼ばれる新しい錯視図形が発見されました。
記事の中にある画像はドット柄の背景の中央に黒い大きな丸がある静止画ですが,見つめているこの黒い丸が次第に大きく,近づいてくるように動いて見えます。 この錯視は約86%の人に起こり,またその際に瞳孔が無意識に開いていることも確認されました。一方で,この錯視を起こさない人もわずかながらいるとのこと。あなたには「膨張する穴」は動いて見えるでしょうか?