北海道大学総合博物館の小林快次教授などの研究グループが,22年前に北海道で発見されていた恐竜化石が,新種の恐竜であるとわかったと発表しました。
この恐竜化石は,指先の骨の形状などの特徴から,テリジノサウルス類の新種であることがわかり,「日本の海岸にすむテリジノサウルス」を意味する Paralitherizinosaurus japonicus (パラリテリジノサウルス・ジャポニクス)と命名されました。 復元画像は,近年の恐竜研究を反映してふわふわの羽毛に覆われ,ゲーム等でも人気のテリジノサウルスと似た大きなかぎ爪のある手をもつ姿です。白亜紀には,このような恐竜が日本の海岸を闊歩していたのかもしれません。