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【卵の中にほぼ完全な恐竜の赤ちゃんを発見,鳥に類似】

2000年に中国の石材採掘会社「英良石材集団」は,ダチョウの卵ほどの大きさのオビラプトル類の恐竜の卵の化石を発掘しました。15年ほど経ってから,偶然,卵の中に小さな骨が入っていることに社員の一人が気付きました。丁寧に内部の堆積物を取り除いたところ,ふ化直前の赤ちゃん恐竜が,卵の中に入っていた姿勢そのままで現れました。 会社の名前にちなみ,英良ベビーと名付けられたこの赤ちゃん恐竜は,卵の中で体をボールのように丸める,現生の鳥類のふ化直前のひなとよく似た姿勢を取っており,赤ちゃんの背中と卵の殻の間には鳥同様の気室があったようです。 この化石を調査した研究チームは,卵の中における鳥類のひなの姿勢の起源は,白亜紀のオビラプトロサウルス類の時代まで遡ることができるのではないかと考えています。

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