太陽系が属する天の川銀河にあるブラックホールの姿を撮影することに,国立天文台などが参加する国際研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」が成功しました。
チームは2019年にも別の銀河のブラックホール撮影に成功しており,今回は2例目となります。 今回撮影された天体は,天の川銀河の中心天体です。これまでその性質から巨大なブラックホールだろうと考えられてきましたが,今回の撮影でブラックホールであることが決定的となりました。地球に最も近いブラックホールであり,私たちのいる天の川銀河の形成に何らかの役割を担っていると考えられます。 この撮影に関する研究結果は,合計10本の論文として発表されました(プレスリリース内に論文へのリンク有)。