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【彗星の衝突が地球の大陸を作る原動力になった!?】

地球の表面を覆う地殻には,薄い玄武岩でできた海洋地殻と,厚い花崗岩でできた大陸地殻の2種類があります。このように化学組成の異なる地殻をもつ地球は,岩石惑星でも特異な存在です。このような地殻が形成された謎について,チャレンジングな新説が発表されました。

それは,「彗星の衝突が地球の大陸を作る原動力になった」というものです。 研究では,古い大陸地殻が固まった年代を特定し,そこに含まれる酸素の同位体比を調べたところ,太陽系が天の川銀河の中を波打ちながら移動する周期と,大陸地殻の酸素の同位体比率の変化の周期がほぼ一致することがわかりました。天の川銀河の中で,高密度に恒星が集まっている場所を太陽系が通過するときには,地球に彗星が落下しやすくなります。彗星の衝突によって形成された花崗岩が,のちに大陸地殻の「核」となった,と考えられるのです。

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