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【新型コロナ対策に貢献したmRNAワクチン技術の開発者に米ラスカー賞】

世界的な権威がある米国の医学賞「ラスカー賞」(臨床分野)に,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するm-RNAワクチン技術の開発に関わったカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏が選ばれました。 m-RNAをワクチンや薬に利用するという発想は1990年前後からあり,長い研究の歴史があります。しかし,合成したm-RNAを人体に入れると免疫機構が「異物」と認識する上,m-RNA自体が体内で壊れやすいという問題があり,実用化には至っていませんでした。 カリコ氏とワイスマン氏は,m-RNAを構成する物質の一部をt-RNAの構成物質に入れ替えることで,これらの問題が解決できることを発見。2005年の発表当時はまったく注目されませんでしたが,研究は継続され,今回の短期間でのワクチン開発につながりました。

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