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【絶滅したと思われていた「妖精のランプ」,30年ぶりに再発見される】

タヌキノショクダイは,英語では「fairy lantern (=妖精のランプ)」とも呼ばれる植物です。この植物のなかまは,光合成をせずに土中の菌類から栄養を奪って生活するため,半透明のガラス細工のような,美しくも奇妙な花を咲かせます。

今回再発見されたコウベタヌキノショクダイは,1992年に1個体が発見されたのみで,その後自生地が開発され消滅したためにすでに絶滅が宣言されていました。しかし,そこから約30km離れた森林で生息が確認されたのです。森の落ち葉に埋もれるように咲くわずか1cmほどの花ですが,「暗い林床を照らす「妖精のランプ」のようにみえました」と,熱のこもったプレスリリースが出ています。 美しい花ですが,普段は根だけで暮らす植物であり,気づかずに周囲を踏んでしまうだけでたちまち絶滅してしまうほど繊細な生態であることから,自生地は非公開となっています。

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