10月12日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた小型ロケット「イプシロン」6号機は,打ち上げの途中で異常が発生したため,機体を破壊する信号が送られ,打ち上げは失敗。機体はフィリピンの東の海上に落下したと推定されています。 JAXAによると,打ち上げの途中で機体の姿勢が目標からずれ,地球の周回軌道に投入できないと判断したことから,打ち上げのおよそ6分半後に機体を破壊する信号を送ったとのことです。 イプシロンは需要の高まっている商業衛星の打ち上げに向けて開発が進められた小型ロケットで,これまで打ち上げられた1号機から5号機までは打ち上げに成功しており,今回の6号機で初めて商業衛星を搭載していました。今後,事故原因の究明が進められる予定です。