キロ,メガ,ギガ,ミリ,マイクロ,ナノ……これらは10のべき乗で表されるような大きな量や小さな量を端的に表す接頭語で,世界共通の国際単位系(SI)です。
これまでは10の24乗(ヨタ)が最大の接頭語でしたが,今年,31年ぶりに10の27乗を表す「ロナ」,10の30乗を表す「クエタ」,10のマイナス27乗を示す「ロント」,10のマイナス30乗を示す「クエクト」の四つが新たに制定されました。これは世界中で増大し続けるデジタル情報量を表すのに「ヨタ」では対応しきれないことが背景にあります。新しい接頭語で表現すると,地球の重さは約6ロナグラム(6×1027グラム)になるそうです。