Logo

現在,ふりがな・翻訳表示の調整中です。

【トンガ沖大規模噴火 なぜ日本で想定外の津波が起こったのか】

トンガ沖の海底火山が大噴火を起こした影響ははるか8000キロ離れた日本にも及び,太平洋に面した沿岸に津波が押し寄せました。

この「津波」には,通常の地震による津波とは大きく異なる特徴がありました。本来,津波は一定の速度で伝わり,発生場所に近いほど高くなります。しかし,今回の津波は津波の速度から予測されるより2時間ほども早く到達し,日本よりトンガに近いミクロネシアでは10~30センチほどだったのに,より遠い日本付近で1メートル前後になったのです。 この謎を解くヒントが,今回の噴火の際に観測された急激な気圧の変動です。トンガ沖の爆発的噴火による大気波動により津波(気象津波・メテオ津波)が起き,さらに大気波動の振動と津波の振動が共鳴した場所で津波が高くなった可能性が指摘されています。

もと記事リンク

読み取り中...