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「津波地震」の解明に一歩

「津波地震」とは,マグニチュードと比較して相対的に大きな津波を起こす特殊な地震をいいます。筑波大学と京都大学の共同研究チームは,南大西洋で2021年に発生した「サウスサンドウィッチ諸島地震」の震源の動きを詳しく調べました。この津波地震は,揺れは小さく感じても大きな津波を引き起こす特徴があります。研究では,地震が始まってから終わるまでの約280秒の間に,4つの異なる破壊の動きがあったことがわかりました。その中には,ゆっくり進む動きもありました。こうした複雑な動きが大きな津波を生んだと考えられます。津波地震は被害が大きくなるおそれがあるのに,発生のしくみはまだよくわかっていません。今回の研究は,津波地震の理解を深め,今後の災害対策に役立つと期待されています。

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