北海道苫小牧市では今夏,オオカマキリの目撃情報が相次ぎ,市内各地で複数の個体が確認されました。オオカマキリは,本州以南ではどこでもよく見かける種類ですが,これまで生息域の北限は,北海道では道南までとされていました。しかし,近年は道央に位置する札幌や小樽でも見られており,これが苫小牧にまで広がった可能性があります。
市内にあるウトナイ湖周辺では,昨年から成虫が確認されはじめていましたが,今年は幼虫や卵のうが見つかっています。生息地拡大の原因は未確定ながらも,気候の変化による気温上昇により,これまでよりも北の地域で越冬(繁殖)が可能になった可能性が指摘されています。市内の小学校では,実物の観察や,生息地が拡大した理由の考察を通して,オオカマキリを教材として活用する動きもあるそうです。
市の美術博物館では,今後の繁殖状況や生態系への影響を調べるため,卵のうの発見情報の提供を呼びかけています。
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