この夏,特許庁では,『ジュニアイノベーションフェス ひらめきガーディアンズ』という子ども向けのワークショップを開催し,自由研究を通じて発明の芽を育てる取り組みを行いました。ワークショップでは,電磁誘導などの実験を通じて,子どもたちの好奇心や創造力を刺激する試みが実施されています。
そうはいっても自由研究は自由研究で,いわゆる“学校の宿題”の枠組みをこえるようなものではないと思われるかもしれませんが,なかには自由研究がきっかけとなり,特許の取得にまでいたった例もあります。ある14歳の中学生は,小学校3学年時に学んだ,廃棄されたプラスチックによる環境汚染問題を何とかできないかという思いから,当時の夏休みの自由研究結果をもとに,くり返し使えるプラスチックストローを発明し,特許取得・商品化に成功しました。これは,うすいプラスチックシートをクルクルと丸めてストローを成形する商品で,使用後はまた開いてシートに戻し,洗って何度も使用することができるというものです。当初はマカロニや竹などの自然素材で試行錯誤したものの,あまり上手くいかなかったそうですが,人工物でもくり返し使えれば環境への影響は小さくなるとの気づきを得て,切り取ったクリアファイルを丸めるというアイデアが形になったとのことです。
このように,身近な疑問から始まる自由研究であっても,目ざましい発明につながる可能性を秘めており,ひいては日本の産業発展にも貢献する活動として注目されています。
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