岡山理科大学をはじめとする国内の大学からなる研究チームは,太平洋にある世界最大の海底地形「オントンジャワ海台*」の地下深くがどうなっているのかの解明に取り組みました。この場所は,約1億年以上前に起きた,地球の歴史上で最大級といわれる火山活動によってできたものです。研究チームが地震波を利用し,レントゲンのように地下を調べたところ,この場所のプレートが通常の海底とはまったく違う構造をしていることがわかりました。通常の海底プレートは,複数の種類の岩石がケーキの層のように積み重なった,横縞の構造をしています。しかし,オントンジャワ海台のプレートには,その層を縦に突き破るような「マグマの通り道(岩脈)」がたくさん混ざり合っていたのです。さらに,地球の深い場所からの高温の上昇流によって,プレートの成分そのものが変化していたこともわかりました。これらのことは,非常に大規模な火山活動が,海洋プレートの形や性質を大きくつくり変えていたという証拠となりました。
この発見は,私たちがくらす地球がどのようにして今のすがたになったのかを知るための,大きな手がかりになります。
*海台…頂部が比較的平坦で,広さ100km2以上,底部と頂部の高低差が0.2km以上ある,「台」のような形状をした海底の隆起部。
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