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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.37>

 慣性の法則

 物体には,運動しているときは等速直線運動を続けようとし,静止しているときは静止を続けようとする性質がある。この性質を慣性という。物体に力がはたらいていないか,はたらいている力の合力が0である条件がなりたつ場合,慣性のため,物体は等速直線運動や静止している状態を続ける。これを慣性の法則という。

(a)エアホッケー  エアホッケーでは,台からふき出す空気によって円盤が少し浮き,台との摩擦がほとんどなくなる。このため円盤は等速直線運動をする。

(b)自転車をこいで,一定の速さで自転車が動いているとき

図21 慣性によって等速直線運動をする例

(b)の自転車の例は,こいでいる人が力を加え続けていますよ。これは慣性の法則に当てはまらないんじゃないですか?

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慣性の法則がなりたつ条件は,「力がはたらいていない」だけではありません。「はたらいている力の合力が0 である(力がつり合っている)」という条件もありましたね。自転車をこいで,自転車が一定の速さで動いていれば,この例も当てはまるのです。

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テーブルクロスを勢いよく引いたとき,その上にある物体は,慣性によりその場に静止している状態を続ける。

図22 慣性が観察できる場面

(a)バスが発車するとき,からだは慣性の法則によってその場にとどまろうとする。そのため,後ろに引かれる。(b)バスが停車するとき,からだは慣性の法則によって今までの運動を続けようとする。そのため,前に引かれる。

図23 慣性を感じる場面

❶ 実際には,物体に摩擦力や空気の抵抗力(空気中の分子が物体にぶつかって,物体の運動をさまたげる力)がはたらき,物体はやがて止まる。

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