Logo

現在,ふりがな・翻訳表示の調整中です。

※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.246>

資料 慣性を利用して,海王星よりはるか遠くへ

 1977年に打ち上げられたアメリカの探査機ボイジャー1号は,初めて木星や土星に接近して詳細な写真を撮影し,惑星や衛星の環境について新たな発見を重ねて任務を終えました。

 現在,ボイジャー1号に飛行のための燃料は残ってはいませんが,今この瞬間も太陽系の外に向かって飛び続けています。それは,大気のない宇宙空間では摩擦がないため,慣性によって,運動を続けることができるからです。

 2022年9月5日現在,ボイジャー1号は地球から235億4921万km以上(157天文単位以上)離れたところにいます。 地球からは光が到達するのに約21時間49分かかる距離です。この距離は光年に換算すると約0.00249光年に相当します。

ボイジャー1号(想像図)
ゴールデンレコード ボイジャー1号に積まれているアナログレコードで,いつか太陽系外の知的生物によって発見されたときのため,地球上のさまざまな写真や言葉が記録されており,地球と人類のことを紹介する内容になっている。

❶ 1天文単位=地球と太陽の間の平均距離をもとにした単位で,約1496億mである。

読み取り中...