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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.55>
位置エネルギーの大きさは,物体の質量が大きいほど大きく,物体が高い位置にあるほど大きい。ある物体の位置エネルギーの大きさは,基準とする面からの高さによって決まり,基準とする面が変われば,位置エネルギーも変わる(図22)。
運動エネルギーの大きさは,物体の質量が大きいほど大きく,物体が速いほど大きい(図23)。
図22 位置エネルギーの基準とする面
図23 運動エネルギーの大きさの例
発展 エネルギーを求める式
位置エネルギーの大きさの求め方
物体を基準面からある高さまで持ち上げたときに,持ち上げる力のした仕事が物体の位置エネルギーになる。
$$ 位置エネルギー〔J〕=物体の重さ〔N〕×基準面からの高さ〔m〕 $$
運動エネルギーの大きさの求め方
運動エネルギーは物体の質量に比例し,物体の速さの2乗に比例する。つまり,物体が速いほど,運動エネルギーは大きく増えていく。
$$ 運動エネルギー〔J〕=\frac{1}{2}× 質量〔kg〕 × (速さ〔m/s〕)^{2} $$