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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.79>

 体細胞分裂と生殖

 植物の中には,種子ではなく,からだの一部から体細胞分裂によって新しい個体(子)をふやすことができる種類がある。たとえば,ジャガイモのいもは茎の一部であるが❶,それぞれのいもからは芽や根が伸び,新しい個体になる。そのほかにも図16のような例がある。このような受精によらない生殖を【無性生殖】❷という。無性生殖では,すべての子の形質は親と同じになる。

(a)イチゴ

親から茎が伸び,茎の先で葉や根が成長する。やがて茎の先が新しい個体になる。

(b)球根の株分け

球根が複数できて,それぞれが新しい個体になる。

(c)タマネギ

芽や根が出る。

図16 植物の無性生殖の例

 単細胞生物の生殖

 単細胞生物は1つの細胞からできていて,体細胞分裂がそのまま無性生殖になる。分裂後の細胞は小さいが,一定の大きさまで成長して,やがてまた分裂することで個体がふえていく。

図17 単細胞生物の無性生殖の例

❶ チューリップなどの球根や,p.70 図3 ④のような状態のタマネギは,短い茎のまわりに分厚く変形した葉が集まった状態であり,ジャガイモのいも(p.70 図3 ②)は茎の一部であるが,同じように新しい個体になる。これらも無性生殖の一例である。

❷ 単細胞生物でも,多細胞生物(植物や動物など)でも,無性生殖は体細胞分裂によって起こる。

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