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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.83>

 無性生殖のときの染色体の伝わり方

 無性生殖では,親のからだの一部から子ができる。このときは体細胞分裂が起こる(図3)。体細胞分裂では,染色体は複製されて,数が2倍になってから分裂し,新しい2個の細胞に等しく分かれる。このため,親と子の細胞がもつ染色体の数と,その染色体にある遺伝子は同じになる。その結果,親と子のすべての形質は同じになる。

動物の雄では,精巣にある細胞が減数分裂して精子がつくられる。雌では卵巣にある細胞が減数分裂して卵がつくられる。

図3 無性生殖のときの染色体の伝わり方
図4 生殖細胞ができるときの染色体の伝わり方

 有性生殖のときの染色体の伝わり方

 有性生殖では,生殖細胞ができるときに,親の細胞で対をなすそれぞれの染色体が,別べつの生殖細胞に入る(図4)。こうしてできた生殖細胞の染色体の数は,親の細胞の半分になる。このような細胞分裂を減数分裂という。減数分裂でできた2つの細胞が1つになると,子の染色体の数は親と同じになる(図5)。

精子,卵といった生殖細胞がつくられるとき,大きさと形が同じ染色体(相同染色体という)が,図4のように分かれる。ただし,受精によって,子では染色体の対の数は親と同じにもどり,このとき子に伝わる遺伝子の組み合わせは,さまざまになる。

図5 有性生殖のときの染色体の伝わり方

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